No.1

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「そう!俺は血の神!ゼジル様だ!ぎゃははははは!!!!血が主食なてめぇらには欠かせない神様だぜぇ??w」 いやらしく、見下した目付きで二人を見るゼジル。 「でも…てめぇは暫く神界から出れなくなったはずだろ…。」 「あ?あぁ、あれな。」 「どういうことです…?」 「…こいつぁ俺が幼いころ、ひどい暴れ方をしてな…神界から出られなくなっているはずなんだよ…。」 その話を聞いた瞬間、また高笑いをしながら近づいてきた。 後退りしようとしたアルトだが、壁とぶつかり、ゼジルと鼻がくっつくぐらい接近。 「ぎゃははははは、あれな。ちょーっと数百年かかったが…ぶっこわして出てきたぜw」 「ぶ、ぶっこわして?」 「あぁ、神界の豚小屋は頑丈でなぁ?ま、出れたけどよ。ぎゃははははは!!」 アルトに唾を撒き散らしながら笑うゼジルを、なぜどかさないのか。 クロームはただただ不思議だったが、それはすぐにわかることだった。 「…で、あらためて久々だなぁ…アルトぉぉおw」 「…あぁ…。」 「あ?こっちみろよ。クソ吸血鬼。」 「…ちけぇんだよ。」 「あ?あぁ?何?てめえの血全部なくすぞカス吸血鬼。」 ガッ 「あ?」 がたいのいい肩を掴んだのはクローム。 身長の差があり、大人と子供のようだ。 「さっきから聞いていれば…神様だか知らないですけと、彼は私の主人。主人に危害を加える奴は、許しません!!」 「ば、クロームやめ「ぎゃはははははははははは!威勢がいいじゃねぇかコウモリ!!!!」 .
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