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ここはカールスラント防衛地区の1つヴァイザッハ。
ヴァイザッハはカールスラントの南側でヘルウェティア連邦の国境近くにある都市。ハルトマン姉妹の故郷でもある。
地理的に一番の最前線でありネウロイとの衝突は頻繁にある。
そして街の中心部に仮設基地があり、そこの一角に珍しい賓客がいた。
「怪我の方は深刻ですが一命は取り止めました、もし貴女方が発見していなければ死んでいた所です、同士を救っていただき感謝します。」
衛生兵が深々と頭を下げる。
「いや、助かって何よりだよ」
「うんうん、びっくりしたもんね。」
そんな時。
バン!
「ハウワー!!」
1人のウィッチが駆け込んでくる。
「静かにしなさい、」
衛生兵に注意されるウィッチ。
「あの方達が彼女を運んでくれたのよ」
衛生兵は言うと、ウィッチはこちらに向き、頭を下げる。
「友達を助けて頂きありがとうございます!!、私はカールスラント空軍第6夜間戦闘航空団のニュクシア・カラミル大尉です、貴女方は?」
「いや、名乗るほどじゃないよ。」
「そうですか…」
少しガッカリするカラミル大尉。
「ならばせめて何かお礼をさせて下さい」
カラミル大尉の提案に少し考える素振りを見せると、こう言った。
「そうだな…、カールスラント空軍のゲルトルート・バルクホルンとミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ、エーリカ・ハルトマンの居場所を教えてくれないか?あたし達の友達なんだ。」
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