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「あぁ~んカールスラントなにもなーい!」
空中で暴れるウィッチはロマーニャ出身のフランチェスカ・ルッキーニ少尉。
ここはついこの間までネウロイの占領下にあった場所、破壊された建造物は見事にそのまんま、というかまだ戦時下の最前線なわけだから当然だった。
「騒ぐなよ~ルッキーニ」
なだめるのはグラマスな身体つきをする、リベリオンのシャーロット・E・イェーガー大尉、通称シャーリー。
今、彼女達はヴァイザッハからそう遠くないフランクフルトへ向かっていた。
「シャーリー~みんなまだぁ」
「もうちょっとだよ…ん?」
急停止するシャーリー。
「どったの、シャーリー?」
ルッキーニを無視して地面を視るシャーリー。
「なになに?…にゃ?」
「見えたか?」
「何あれ?」
シャーリーは何も言わず肩に背負っていた、BARを構えると急降下する。
「ちょっとシャーリー!!」
ルッキーニも後に続く。
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