87人が本棚に入れています
本棚に追加
帰還報告書を受け取ったミーナは軽く目を通す。
「また基地でデスクワーク?」
ミーナが明日の活動内容を伝えるとエーリカが不満を露にする。
「確かに張り合いはないが我々がやっと防戦一方な戦いから優勢なったという証拠、素直に喜べ」
バルクホルンも大方、ハルトマンと同意見だったが口に出さないのがこのゲルトルート・バルクホルンなのだ。
いつものやり取りを見て微笑むのはミーナ。
「トゥルーデの言う通りよ、私たちは勝っている。今じゃウィッチーズだけではなく通常の軍隊も対ネウロイの戦力があがって上層部も上機嫌なのも確かなのよ、おかげで私も上層部との喧嘩も減ったわ」
「ミーナは飛ばなくなったぶんこーゆー仕事が多くなったもんね~」
ハルトマンは机の上に土嚢のように積まれた書類を指差す。
最初のコメントを投稿しよう!