本来ここから始まるべき

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人「フンフフンフフ~ン♪ 今日もいい天気っスね~、こんな日は何かいいことがありそうっス! ??「そこの貴様、止まれ 人「……何だろうこのデジャヴ感、前にも同じようなことがあった気が―――― ??「貴様、命が惜しかったら俺の言う通りにしろ 人「二話続けて変人奇人に絡まれるとか、止めて欲しいっスよ……、この流れだと俺、ヒーローが現れる為の前振りキャラに定着しちゃうじゃないっスか…… ??「黙れ、この日本刀で刺すぞ? 『助けて』と叫べ 人「に、日本刀ぅ!? さっきまで何も持ってなかったのに!! てゆうか何か矛盾してないっスか!? 黙って叫ぶとか無理っスよ!! そして結局ヒーロー呼ぶ前振りなんスね!? ああもう分かったっス!! 『助けて』はセーフっスよね!? 断ったところでどうせ今以上の面倒事に発展しそうなんでさっさと叫んじゃうっス!! 失敗から学んだ世渡り術っス!! 人は失敗から何かを学び、そして成長する―――― ??「いつまで喋るつもりだ貴様は、黙れといっただろ グサッ! 人「痛ッ!? 刺された!! 容赦無く刺されたっス!! 一度目は見逃すのは決まりじゃ無いんスか!? そんなことじゃ悪党失格っス!! 回れ右して帰―――― ザクッ!! 人「――ってくれっス!! そして一から勉強してもう一度刺されてるっスよおおぉぉ!? ??「もういい、お前が『誰か……誰か、助けて下さいっス――――!!!』って叫んでる録音を代わりに流すから貴様は帰れ、これからの戦いに邪魔だ (ピッ)『誰か……誰か、助けて下さいっス――――!!!』 人「やっぱり酷い扱いっス!! 録音で代用とかも有り得ないけど流血が半端無いんで失礼するっス!!
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