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?「ここは…いったい」
彼は見知らぬところにいた。青緑色の世界に三次元で交差する光る道……
何処となく未来を想起させる。
ドゴゥ!
?「!?」
突如発生した地震に思わず膝をつく。
上の方をみると様々な色と形をしたクリスタルが赤いクリスタルを囲むように存在していた。
『―――!!―――!』
『―――――』
『―!!―――!』
微かに声のようなものが聞こえた。だが遠すぎるためかよく聞こえない。
『――――』
『―――!!』
突如巨大な光の柱が赤いクリスタルの周りのクリスタルを貫いた。
『―!!』
『―――』
後に残ったのは様々な色の破片と難を逃れた青いクリスタル。
すると青いクリスタルの周りの空間が歪み始めた。
『――――』
まるで逃げる者に追撃をするかのように赤いクリスタルから閃光が放たれる。
しかし青いクリスタルの方が一枚上手のようで様々な色の破片を巻き込んで虚空へ消えていった。
「――き―!」
何処からか声が聞こえる。
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