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―――翌朝――― チリンチリン 朝日が当たらないじめじめした路地裏に、ベルの音が響いた ( ^ω^)「…来ましたね」 ( ^ω^)「朝の5時は早過ぎると思いますお」 /,'3「…楽しみで楽しみで気が早まってしまいました……ホッホッホッ…」 ( ^ω^)「でも、まだ時間が早いので、お茶でも飲んでゆっくりしていってね」 ブーンは立ち上がり、棚からカップを1つ取った ( ^ω^)「ささ、座って下さいお」 彼は荒巻に座るように促し、机の上の魔法瓶に手を伸ばした /,'3「…どっこらせっと」 ゆっくりと腰を下ろし、一息ついた コポコポコポ お茶がカップに注がれる、何とも心地よい音が単調な空間に染み入る
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