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ギイ 軋みながら開かれたドアのその向こうには 闇すら存在しないような深い黒が広がっていた /,'3「……これは……一体…」 ドアの向こうの光景に戸惑う荒巻 ( ^ω^)「…あなたの肉体と魂が離れた場所に繋がっていますお」 /,'3「…………」 ブーンが説明するが、何も見えない空間に身を投じる事に、やはり荒巻は不安と恐怖に駆られていた ( ^ω^)「…なら、目を閉じて僕の手をしっかりと握っていて下さいお」 荒巻はブーンに言われた通りにする ( ^ω^)「…行きますお」 ブーンがゆっくりと虚無に足を踏み入れる 荒巻も、ブーンに引かれるように遅れて足を前に出した
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