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荒巻が足を地に足を着いた瞬間 その黒い空間が、サッと絵の具を布で拭いとるが如く、消えた 変わりに現れたのは 畳の井草の香りが鼻腔をくすぐる和室だった /,'3「…ここは……」 荒巻は貪るように辺りを見回す /,'3「………わしの家…かな…」 ( ^ω^)「いい家ですお」 /,'3「ここで…わしは……」 ( ^ω^)「寿命を全うしたんですお、凄い事ですお」 /,'3「誇れるものじゃないがな…ホッホッホッ」 /,'3「…っと、こうしちゃぁいられない!」 /,'3「孫娘の結婚式に…急がないと…」 重大な目的を思い出した荒巻は急に焦りだした ( ^ω^)「場所は覚えてますかお?」 /,'3「もちろんじゃ」
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