87人が本棚に入れています
本棚に追加
荒巻が足を地に足を着いた瞬間
その黒い空間が、サッと絵の具を布で拭いとるが如く、消えた
変わりに現れたのは
畳の井草の香りが鼻腔をくすぐる和室だった
/,'3「…ここは……」
荒巻は貪るように辺りを見回す
/,'3「………わしの家…かな…」
( ^ω^)「いい家ですお」
/,'3「ここで…わしは……」
( ^ω^)「寿命を全うしたんですお、凄い事ですお」
/,'3「誇れるものじゃないがな…ホッホッホッ」
/,'3「…っと、こうしちゃぁいられない!」
/,'3「孫娘の結婚式に…急がないと…」
重大な目的を思い出した荒巻は急に焦りだした
( ^ω^)「場所は覚えてますかお?」
/,'3「もちろんじゃ」
最初のコメントを投稿しよう!