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/,'3「…椅子には座れんしな…」 /,'3「でも、わしの為の席なんだから座らんとな…」 荒巻はスーッと空いている席に向かった /,'3 /,'3「………年老いて………魂になってまで空気椅子するとはな………まあ疲れんし、いいか」 隣には、荒巻の妻であろう人が座っている /,'3「ふぁ~…」 大きなあくびをした途端、司会の声と共に式が始まった そこからは、わしの最期の望みであった、孫娘の結婚式……夢のような一時じゃった
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