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―――…… そして…披露宴 待ちに待った愛孫の晴着。 /,'3「……幸せじゃ…」 /,'3「出来るなら………生きている内に……もう一度……」 荒巻が少ししょんぼりした顔をする 「…~新婦のスピーチです」 司会の声に再び荒巻は顔を上げる 無論ニコニコしながら ゴト 純白の新婦がマイクを手に取る 「本日はどうも私達の結婚式にご出席いただき…… 常套句とも言える内容だったが、荒巻にとっては福音のようだった …最後に祖父の話をしたいと思います」 /,'3「おお!」 荒巻の至極な笑みと裏腹に 新婦は哀しみの色を隠せないまま、話を始めた
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