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焦りつつ自分の格好を確認。
「……!!!!!!」
見てはならなかった。
自分も裸だ。
本当に終わりを告げる音が頭の中を響き渡る。
女性が慌てふためくと、
「……ん~! おはよう……」
少年が目を覚まし、背伸びをする。
「君は誰!?」
とりあえず少年に訊いた。
まだだ、まだ少年からの言葉から‘楽しかった’とか言われなかったずに、只寝ぼけて裸で一緒に寝ていた自分で解釈出来る。
しかし、
「何って、一緒になった相手を忘れるなんて酷いなぁ……。
でも凄く‘楽しかった’よ……」
優しい微笑みで少年はそう話す。
「…………」
完全に女性は硬直。
「思い出せない?
だったら、もう一度やる?
ゆっくり優しく再現して上げるからさ」
ゆっくり少年が女性の唇に近付く。
そして────。
「痛ってー!!!!
本気で殴ることないだろ!
もう、そんな仲じゃないんだからさ!」
「あるわ! めっちゃあるわ!
一発食らったぐらいでピーピー喚くな!」
少年は女性に勢いよくグーで殴られました。
二人は今、リビングにいる。
「だいたい、アンタが俺を連れてきたんだろ!」
「知らんわ!」
「あぁそう言うの、抱いたくせに!」
「抱いたんじゃない!
不可抗力だ! あからさまな強姦じゃ!!!!
あぁ……こんな奴に処女を……」
「うるさいなぁ。
てか、お姉さん、処女だったの?」
「じゃかぁしい!」
「でもさぁ、世間に抱いたって言い触らせば……」
少年が企んだ顔となり、女性を脅す。
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