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「うわ」先生は気持ち悪いと思いながらも蜘蛛をエプロンのポケットに回収し、
怯える春菜を抱き上げた。
翔馬に注意をしようと振り向くと、とっくのとうに彼の姿は消えていた。
翔馬は怒られるのを予想して、さっさと給食を食べる教室に戻ったのだ。
先生と春菜が教室のドアを開けるともぅすっかり給食の準備はできていた。
誰もが好きな、おいしい匂いがする
そう、今日のメニューは子ども達の大好きなカレー。
この保育園は
子どもが主食のパンかごはんだけ持ってきて、おかずは給食、
という忙しい保護者には嬉しいスタイルだった。
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