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「死ね!」
「ぐぁぁっ!!」
銃口から煙が出た。
巧は、人を殺すのに慣れた
一番慣れてはいけないこと
なのに。
「なぁ…巧…」
「あ?なんだよ」
「お前…異常じゃね?」
「どーゆーことだよ」
「だから…」
「殺すことに快感を得てるんじゃないかってこと。」
友里がズバッと言う。
巧はドキッとする。
「お前さ…殺すたびに気持ちよさそーにして…」
「そんなことしてねぇよ」
「興奮してそーな顔してる」
「してねーって、アホか」
正直、俺はものすごい
興奮した。
平凡な人生に退屈してたか
らというのもあるが、何よ
り、人があまりにも弱いこ
とに興味を持った。
心臓を撃てば一発で逝く。
八発分、苦しめるのも悪く
ない。
そう思うと興奮するのだ。
「レガントっつーのが…」
「気になるよな~…それ」
「早く捜そうよ‼」
巧たちは、宝を捜す足を
速めた。
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