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「うわっ…違った!」
巧たちは、武器を探して
町を歩き回っていた。
「でも手榴弾あったじゃん」
「まぁ集団殺害にはいいかもしれねぇな…」
「集団殺害って…そんなにプレイヤーいないでしょ」
「あのサンタが一人ですべての都道府県に回って、このゲームを渡してたらすごい数のプレイヤーがいるはずよ?」
「一人ではないだろ、たぶんこのゲームの作成者がサンタに変装したこの世界の人間を複数、他のパラレルワールドに送り込んでゲームのプレイヤーを集めてんだろう」
麗が冷静に説明をした。
友里はうなずいた。
「最悪の…クリスマスだね」
「あぁ…悪かった…」
「カップルはいいなぁ」
「よくないよ…せっかくのクリスマスなのに…こんな…」
「いつ殺されるかわからねぇこんな世界に連れてきちまって…本当に悪い…」
「うん…麗…」
友里は麗に抱きつく…。
俺はなにも言えなかった。
友里の震える肩を見たら…
何も言えなくなった。
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