その一

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授業中、僕はぼんやり外の景色を眺めるのが好きだった。 帰ったら何して遊ぼうかとか、どこか遠くに行きたいとか、 いろんなことを思いながら、窓の外ばかり見てた。 午後の授業なんかだと、ついつい寝ちゃうこともある。 隣の女子校で体育をやってたりすると、それはもう大変 何も考えられずに食い入るように見ちゃう。 はちきれそうな太もも、のびやかな肢体、見てるだけで鼓動が高鳴った。 あのコがいいとかこのコもいいとか、もう授業中だってことなんか 完全に忘れてずっと見てた。楽しかった。 でもそんなことしてると、いつも必ず邪魔が入るんだ。 「先生、授業してください」
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