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名残惜しそうに男子くんが電車を降りていく。
俺たちはあと3駅乗らなくちゃいけない。
「今日は何回かなぁ。」
ユーキが呟く。
「なにが?」
「僕が告白される回数。」
「……昨日、サッカー部のキャプテンからされたばっかりだろ……?
0回。」
「えー……、2回。」
「はぁ!?」
「1回は学校で。
もう1回はー、」
彼が、にっこりと笑った。
可愛い可愛い、小悪魔の笑み。
「さっきの、男子高校生くん。」
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