アトナノカ

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「大丈夫よ そんなのただの都市伝説なんだから 呪いなんてあるわけないじゃない! 私六日前にオダカから来たけど、今んとこ何の変化もないし」 そう言って笑うリコ 「そうだよな、呪いなんて非化学的なもの あるわけないよな!」 実際、リコはぴんぴんしてる 都市伝説っていうのは噂がだんだん大げさになっただけと言うし 「都市伝説を作り 目撃者を作るのも良いかもな 例えば、冬の夜の南都大学に徘徊する下着姿で首輪を着けた変態…とかな」 ダメだ、オダカ先輩絶対に殺される 色んな意味で 「アハハ! 何それ変態って、でも 自分の大学で作ってみるのもいいわね!」 気づいてリコ その変態役はオダカ先輩だ 「リコも一緒にするか? 協力者がいるともっと面白そうだが…フフッ」 「うん、手伝う!」 リコ逃げて! この人、リコの目の前でオダカ先輩を酷い目にあわせる気だ! さっきまでリコには知らせないようにしてたのに! 「ところで、一美に少しお願いがあるんだけどいい?」
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