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俺って便利。
こんな状況でもこの彼女との今後の展開想像するだけで、何て幸せ夢気分。
これ....
ウィルスのせいか?
「シュ‥‥」
バタンっ!ってドアが勢い良く開いたような音に俺のシュゴーが消された。
「マズい!奴らに見つかった!」
男?
誰?ひょっとしたら....
噂の博士?
「博士はっ!?ワクチンはどうなったのっ!?」
あ、違う....
じゃあ誰?
ひょっとしたら....
彼氏とか....
「分からんっ!すぐにここを出るんだ!急げっ!もう時間がないっ!」
「そんなっ!この人はどうするのっ!?ほっといたら....」
ほっといたら?
ほっといたらどうなるのっ!?
「他の検体は全て死んでしまった....彼も同じように....諦めろっ!この状態にしておけば少なくとも感染はしないっ!」
な、何か俺って立場的に弱いポジション?
「行くぞっ!」
「あ....」
バタバタとした足音を残して人の気配が消えた。
うーん....
行っちゃった。
何か、他の検体がどうたらこうたら....
ぜ、全部死んだって!?
やっぱ俺も死ぬのか....
はぁ....
なーんかいまいちピンとこねーし。
でも死ぬのか。
....
死ぬにしてもこれはないよな。
外へは出ねーからさ、これほどいてくれね?
誰かぁ....
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