病んでいるから笑うんだ

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5分くらい過ぎた頃、またまたバタバタと足音が響いた。 お? 祈りが通じた! やっぱせめて普通に弱って逝きたいしな。 ドアが開いた。 「見ぃつけた。」 見つかっちゃった! いやいや、かくれんぼじゃねーし。 「シュゴーっ!」 誰だよっ!? 俺の視界に俺とお揃いのマスクを装着した迷彩服の人間が何人か入って来た。 その向こうに白衣の.... あれ? 精神科医じゃねーか? 何だか良く分からんが、やけに嬉しそうだな。 「須磨君、捜したよ....やっぱり氷の微笑み団の仕業か。」 捜したよって? 氷の微笑み団? 「うーん....ここもなかなかどうして良い設備だなぁ....ここでもいいかな。ちょうど固定してあるし。」 すいませーん、先生.... 1人で納得してないで俺にも状況説明してくださいな。 「シュゴー‥‥」 精神科医は俺の言いたい事を理解したのか、ニッコリ笑った....あっ、やっぱりマスクしてっから多分だけど。 「うん、君ね....今から僕が解剖してあげるからね。」 ふーん、解剖かぁ.... .... 解剖って何だっけ? 「君ね、知らないと思うけどゆうべ氷の微笑み団に誘拐されたんだよ。あのセキュリティーを破るとは驚きだよ。」 誘拐された? 気がつかなかった....  
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