EP.1 入学式

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そのテスラを背後から抱きとめる女性が一人 「テースラ、わがまま言わないの。ごめんね、テスラがわがまま言って。 ほら、ご飯行くよ?」 「むー…」 残念そうに俺に背を向けた と思えばすぐに振り向く 「あ、名前聞いてない。あたしはテスラ・カゲミヤ。君は?」 「…ガイア・シュバルツ。別に、クエストの付き添いはオッケー出されてっから、行きたいなら連れてってやる」 パッと顔が明るくなった 今度は俺が背を向けた 別に女でも戦闘学科をとってりゃ、足手まといにゃならねえはず しかも団長の娘だ。少しは強いんだろ 「待って」 今度はテスラの母 「ありがとう。お礼に、食事でも行かない?」 「あー、いや、いいっす」 「そんな遠慮しないで、いこっ、ガイア」 「ちょ!、おま!、引っ張るなって!」 ズルズルとひきずられて、適当な飯どこに連れてかれた そこでの会話はとんでもなかった なぜかって? 猫が喋ってるからだ 『アスカ、カゲからの伝言だよ』 「ん、なになに?」 『ご飯一緒に食べれなくてごめん、だって。後テスラにはおめでとうって。レイは扱いが難しいから、気をつけて使えってさ』 「はーい。そっか、お父さんお仕事行っちゃったもんね」 『残念だね。じゃ、私はシャドウとお散歩行ってくるね』 「いってらっしゃい。気をつけてね」 『はーい』 ………、どんなご家庭でしょうか どこをどうしたら猫が喋るんだよ! そのまま猫はどこかに行ってしまった …なんだったんだ、あれは…… 「あ、紹介してなかった…。今のはレムって言うんだ。もう一人黒猫がいて、そっちはシャドウって言うんだよ」 「………何で喋ってる訳?」 「あの子たちは精霊だもん、喋って当たり前だよ」 テスラがさらっととんでもない事を言い放つ
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