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「テスラ、今月のお小遣い半減ね」
「む、いいもん。お祝いもらったもん」
「どういう事ですか?」
「聞いての通りだよ?、あの子達は精霊なの。レムとシャドウだよ。知ってるよね」
「知ってますけど、何で猫が…」
「猫=精霊って事、ほら、食べよ。冷めちゃうよ」
いい加減面倒なのか、テスラがサッサと食べはじめる
テスラ母も食べる
俺は、戸惑いつつも食べた
食後、テスラ母は家に帰るらしく、店の前で別れた。
「それじゃ、今日はよろしくね。なんのクエスト行くの?」
「なんでも良いや。ギルド行ってみて、なんか手近な奴やる」
「じゃあギルドにゴー!」
テンション高えなこいつ。そんなにクエスト行きたかったのかよ
ルンルンのテスラについてギルドに入る
「あ、教頭先生、こんにちはー」
「あぁ、テスラさん、こんにちは。今日はどうしたんです?」
「ガイアにクエスト連れてってもらおうかなぁって思いまして」
「ガイア、あぁ、彼ですか。ガイア君、気をつけて下さいね」
「わーってますよ。一応、ランクは一個下げますから」
「そうしてください。では、私は仕事がありますから、気をつけていってください」
「はーい、ありがとうございます」
二人がそんなやりとりをしている間に、俺はそこまで難しく無いクエストを取った
内容はモンスターの捕獲か討伐
やるのはカタゴラスっていう中の上の大きさのモンスターで、性格は凶暴だが、動きが鈍いのでじっくり見れば大丈夫のはずだ
腰にかけた短剣二つ、刃を確認する
刃こぼれ一つない綺麗な刃が光を反射した
よし、行ける
「行くぞ」
「あ、ちょっとまって、お菓子食べたい」
「んなもん帰ってからでいいだろ」
「やってる間に食べたいの」
「そんな時間あるか阿呆。おら、日がくれる前に行くぞ。夜に森に入るのは危ねえからな。行くぞ」
「ぶー、ケチ…」
しぶしぶと俺に続くテスラ
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