EP.1 入学式

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「カゲミヤ君」 「うぉあ!、ば、バッカルさん?!」 突然背後から声がかかる。 いつの間にかバッカルさんが俺の肩に手をかけていた。 「いやぁ、校長先生がいらっしゃるとは、これは良かった。では、挨拶お願いします」 「はい?」 「ほら行きますよ」 引きずられていく俺をアスカが手を振って送って行った 『次は、教頭…、あ、失礼しました。校長先生からのお話です』 「え?!、ちょ!、マジで?!」 「ほらほら、お願いしますよ」 ドン、と思い切り押し出された 一気に視線を浴びる 額を抑えてため息を吐いた 仕方無え、とりあえず喋るか 檀に手をつきマイクに見立てられた魔法石に話しかける 「校長のエイスケ・カゲミヤだ。 実を言うとだな。俺は親としてここへ、入学式を見に来てたんだ。だから言葉を何も考えていない」 ざわめきがあちこちに現れる 「とりあえず。 入学おめでとう。君達がこの学校へ来てくれた事を嬉しく思う。これからの学校生活を十分に楽しんでくれ。 それじゃ、これで終わりだとつまらないだろうから、質問タイムとしよう。 魔法石を用意してくれ。 それじゃ、俺の事でも学校の事でも聞いてくれ。質問は手を上げてな。先着10名、一人一問だ」 一気にざわめいた これなら、少しは楽しんでもらえるだろう すぐに手が上がる 俺はマイクを掴んで歩く
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