EP.1 入学式

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§ チクショー、あの野郎…! 何で見えてんだよクソ! あの校長が爆弾を落としてくれたおかげで、俺が注目される事はなく、テスラと呼ばれる校長の娘に大勢がつめかけていた もしかしたら俺が注目されないようにしてくれたのかもしれない …逆にムカつく!! はぁーあ、腕には自信あったのによ…… 自信喪失、ってやつだな しっかし、あれが宝具か… しかも聖霊つき それだけ、あいつの心は澄んでるって事だ 俺も欲しいな…、ソウルウェポン 学生は原則ギルドへの登録は例外を除いて禁止となっている なんでも、勉強に身が入らないからだそうだ 知らんがね 残念ながら俺はその例外に入ってる 小さい時に、突然強盗に襲われて、二人共死んじまった だから俺は一人で金を稼ぐためにギルド契約結んでいる 因みにランクは5 俺の年代じゃ、上々だ どうせあいつも強くなったのは騎士団に入ってからなんだろうよ 騎士団の援助のお陰で、あんなに契約出来たんだ 友達なんて嘘に決まってる 大体、精霊ととm「ねえねえ、大丈夫?」 「あぁ?」 いつのまにか目の前にテスラって奴が居た 「何がだよ」 「ほら、めっためたにされてたから」 「っるせぇ、ほっとけ」 「でもあたしのお父さん強いでしょ」 「……はぁ、あぁ、強えな。でも、俺ぐらいの歳からあんな強かった訳じゃねえだろ。絶対騎士団に入ってからだろ」 「ううん、違うんだなぁそれが。ホントの事教えてあげよっか」 白い髪を揺らしてニヤニヤとするテスラ なんだよホントの事って なんか隠し事でもあんのか?、あの校長 「教えろよ」 「ん~、じゃあちょっと条件つきで」 「…場合による」 「じゃあいっかいクエスト連れてって」 「へ?」 お願い!、と手を合わせてぎゅっと目をつぶった
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