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たっくんは骨になった。 笑えた。 傷も痣も、全部綺麗になくなって、魔法みたいだった。 全部終わって、私はたっくんがいなくて辛いことはあまり無いことに気付いた。さみしがっているのも膣くらいだった。貰ったものも精子くらいで、遺品なんてものはなかった。 だから、思い出なんていつか薄れるんだろうなって思った。
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