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…
……ひたっ
外に向かって歩いてみる。
誰かいるかも知れないから…
そう思い目の前の扉を開けようとした時
「あれ?目が覚めた?」
後ろから女の人特有の高い声が聞こえた。
「え」
僕は声が聞こえた方に身体を向ける。
「良かった。
目が覚めないから心配してたの」
そこには両手に籠を抱えた女性がフワリと笑みを僕に向けていた
「すみません、心配させてしまったみたいで」
僕は苦笑いで女性をみる。
「…今温かいスープを持ってくるから座ってて」
「…はい」
女性に言われた通り僕は部屋の中にあった椅子に腰かける。
それにしても綺麗な人だったな…
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