目覚め

8/8
前へ
/50ページ
次へ
「うーん…そうかな?」 首を傾げて鏡を見直すナギサ なんか…なんか変なんだ まるで女で在ることが違和感を感じさせる。 「私の格好にはまぁ我慢してね…帝が定めた制服だから 神様に使える神官はみんなこの服なの」 帝と御揃いなのよっと僕に向けて苦笑いで微笑む。 「…やっぱり変だ」 僕は聞こえないように呟いた。 なんだか心がモヤッとする。 なんだろうこの気持ち… ジーーー 「ん?どうしたの」 じーっと見つめられていたのに気付き聞くと 「さぁ行くよリナリ君」 と言うと手を取ってナギサは歩き始めた。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加