町、帝に会うために

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「わぁー、凄い」 リナリ君は周りを見渡しながら感嘆の声を上げる。 「凄いでしょ、人、人、人でここら辺は中心部だから特にいっぱい居るのよ。」 そう私が言うと 「凄いね!」 と返して来る。 「ねぇあれは何?あれは?」 色々指を指して聞いてくる。 「えぇ、あれは馬車よ人を運んでくれるの、あとあれは団子屋さんね 食べ物で、もち米というお米を使ったお団子屋さんよ」 と丁寧に教える。 それにしてもリナリ君は常識が結構抜けてる。 「おや渚様じゃないですか」 「おぉホンに水の神官様じゃ」 「渚様」 皆さんが私を見て声をかけてくる。 「ナギサ人気だね」 リナリ君も笑って言う 「もぅ、皆さんこんにちは。」 私は笑顔で声をかけてくるみんなに挨拶をする。
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