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「失礼します。」
私はそう言って改めて部屋に入る。
「よく来たね私の可愛い人魚姫、ようやく抱かれる気になってくれたのかい?」
帝はだらぁっと堕落しきった服装でにこりと煙管をふかしながら笑う。
じっと居住まいを正して座っていればいい男なのに…
後私に被害がなければ
なんて頭のすみに置きながら
「その話は断っていたはずですが」
私が言うとさも楽しそうに
「神に仕える神官を抱くなんておつじゃないか、他の神官は全員男だしね」
だからって勝手に人に白羽の矢をたてないで頂きたい。
「私は神に仕える神官ですのでそう言うのは抱いて欲しいと迫る女達にしてください」
全くこの駄目帝が…
「まぁその話は置いといて今日はどうしたんだい?ただ話に来ただけでは無いんだろう。」
帝から話をふってくれる。
「はい、」
私は頭を下げ
三つ指をつけて
土下座の格好で
「マレビトが流れつきました。」
頭を下げていい放つ。
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