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「マレビトね…」
帝は面倒だなぁっとため息をつくと
「見れるかい?」
と私に問いかける。
「はい、リナリ君入っておいで」
私は扉の向こうに声をかけると
「はいっ」
少し驚いた声を出した数秒後リナリ君が入ってくる。
「隣に座って」
私がそくすとすたすたと私の横に遠慮がちに座る。
「ほぅこれはこれは…男かね?」
帝が問いかける。
「うん」
正直にリナリ君は頷く
「勿体ないね女人なら私の御手付きにしたいものだ。」
帝の悪い癖、女じゃなくて良かったねリナリ君
「触るの?」
御手付きと言うことがわからなかったのだろう自分を指差してはてなを浮かべるリナリ君
「御手付きって言うのは帝のモノになることよ」
私が説明すると
「?」
余計にはてなマークを浮かべる。
知らないままでも困らない知識だから補足するのはやめた。
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