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それでわからなければ帝の命令ならば自殺さえいとわない狂ったやつが遠野という人物だ
「なんで渚は苦手なの?」
疑問に思ったのだろう私と帝に問いかける。
「殺されそうになったからよ」
私が答えると帝が付け足して言う
「あぁ、私が渚を欲しいと言ったからだよ。
忠実に持って来ようとしたんだよ可愛いやつだろう」
思い出して私は身震いした。
殺してでも連れて行こうとしたのだあいつは
「そうなんだ」
私と帝の温度差を察してくれたのかそれ以上突っ込んで来ないリナリ君に私は安堵した。
「そろそろ失礼致します」
私は礼をすると立ち上がりリナリ君に小さく「行くよ」と言う
「うん」
リナリ君も頷くと立ち上がる
「じゃあ失礼致します」
「じゃあねマサヒト」
私とリナリ君が礼をする。
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