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「またおいで渚、リナリ」
ふわぁっとあくびを扇子で隠してを降る帝
私達はさっさと帝のいる部屋から出た。
城から出ると呉服屋に向かう。
「いらっしゃい、渚様、今日はどのようなご用で?」
服屋の店主は笑顔をはりつけて出て来た。
「今日はなん着かリナリ君の着物を見に来たの。
良いのを見繕ってくれる?」
私が言いながらリナリ君を店主に見せる。
「よ、よろしくお願いいたします」
リナリ君は頭を下げて言った。
一瞬店主の顔が難しそうに変わると
「いやぁ~ん、何、何この子めちゃくちゃ可愛いじゃない渚様ぁー」
と男が出すのに違和感バリバリの声で話し出す。
私はなれてるから良いのだがなれてないリナリ君はとても驚いている。
「え、えええ?」
そりゃ驚くよね…
筋肉ムキムキの厳ついおっさんが低いながらも女のようにしなを作って話すんだもの
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