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…ぜぇ…ぜぇ…
「なんとか…間に合った…」
初日から遅刻とゆう事態は
何とか回避。
とりあえず
案内された教室へと向かい、
席につく。
(やっぱなんだかんだで
緊張すんな…周りは全員
知らないやつだからなぁ…)
ガタッ
不意にとなりの椅子が動く。
俺は自分の隣に誰かが
来たのだと認識する。
「やぁ。隣失礼するよ。」
「ん、どうぞ。」
俺は緊張のせいか少し
そっけなく返事をする。
「隣の席になったのも何かの縁。僕の名前は西川。西川智宏。
よろしく。」
「…永井幸輔。よろしく。」
フレンドリーに西川と
名乗る男はメガネをかけており
体型は痩せ型。
背は俺よりでかかった。
俺は少し緊張しつつも
返答をした。
「ん~…そっけないねぇ…
もしかして…緊張してる?」
「まぁ…な…ここら辺は
地元じゃなくてさ…まだ慣れて
ないってのが原因かな…」
緊張してるのを
あっさり当てられ
若干困惑する。
「ん?僕と同じかー。僕も地元はK県でね。ここら辺で
独り暮らしをしているよ」
「へぇ…俺も独り暮らしだよ。
どこら辺に住んでんの?」
と、早くも同じ独り暮らし仲間
を見つけ、少しずつ緊張が
解けてゆく。
俺は入学式が始まるまで
しばらく西川と雑談をした。
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