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「着いたぞ」
「ほぅ、ここが食堂ですか、でもあまり美味しそうな獲物がいないですね」
「そんなのいねぇからな」
まだ引っ張ってやがる。
「俺はカツ丼でいいか」
俺は券売機にお金を入れ、カツ丼をえらんだ。
「明さん、何ですかこれ」
この魔王は券売機を知らないそうです。
「金入れて好きなもん選べばいいんだよ」
「でもあいにくわたしカードなんですよ」
と言ってカードを取り出した。カードは真っ黒でした。
「はぁぁぁぁ?」
俺は驚きのあまり周りを気にしないで叫んだ。
「周りにめっちゃにらまれてますよ」
「あぁ、すまん。ってなんだよそのカードは?」
「ダークネスカードですよ」
なんだよその中二病みないな名前は。
「魔界では必須アイテムでしてね」
「上限額は?」
「そんなもんあるわけ無いじゃないですか」
魔王恐るべし。
てかこんなもんあんのに平社員になる意味がわからん。
今度魔王におごらせよ。
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