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嘘でしょ?
思わず窓と男性を交互に見てしまう。
やっぱり男性はガラスに映ってない…
思い切って男性の足元に向かい視線を移していくと…
その男性には…
足がない…
「!?」
思わず声が出そうになり、慌てて口元を慌てておおった。
私はそなまま男性から目がはなせなくなり、そのまま見ていた。
もうすぐバス停という場所まで来たときだった…
スーッと男性が消えた。
誰も男性の存在を気にする風もない。
さっきと何ら変わらないまま話していたり、外を眺めていたりしている。
今のはいったい…?
自分の目で見た光景を受け入れられなくなっている内に、バス停に着いた。
いつもより遅くなった為、祖父がバス停まで迎えに来てくれていた。
怖いという気持ちにはなれないけど、なんだった!って気持ばかり膨れあがる。
今思い返してみてもわからない…
あの男性は実際に乗っていたのか…
それとも?
やっぱり彼は…
この世の人ではなかったのか…
今となっては確かめる術もない…
~end~
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