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時を遡る…。
僕 坂木野ケンジは恋をした。
それはもう半端ないくらいときめいた。
彼女と出会ったのはつい先日。
それは僕が放課後、教室で本を読んでいた時のこと…。
―――――
―――
―
ガラガラッ
「んじゃなぁ!皆」
「じゃあーなーたくみ」
放課後の教室ではさよならの言葉が飛び交う。
「バイバイっユイ」
「また明日ねっチグサ」
この時はまだ、こんなに胸が揺らぐなんて思ってもなかった。
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