初恋

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「ねぇ、私!西本ユイ よろしくねケンジ君!」 そういって満面な笑みを浮かべて手を差し延べる。 僕は勇気を出して握手する。 「よ、よろしく…」 するとユイは それじゃ!と走り去っていく。 僕の胸の鼓動は早まり、彼女の笑顔が脳裏に焼き付いた。 ―――僕はきっとあの時…彼女の笑みに恋をしていたのだろう―――
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