突然彼女が落ちてきた!

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 ――と、もう少しで言い切る寸前に、大きな音に遮られた。  どーーんっ!!  ……何だよ、せっかく意を決して言ってる最中に!  とも思ったけど、この音の大きさは尋常ではない、と判断した体は縮こまっていて、足元に、からんからん、と転がってきた空き缶に目配せする。 全身の毛穴が開いてる気がして、俺は腕を擦った。 埃が舞い散り、異臭がする。 空き缶が転がってきたんだからゴミが爆発したのかも。 お兄さん方も肩を竦めてごみ山の方を向いていた。 「な、なんだぁ?」  怖いものなんて何もない、というお兄さん方もこの状況には驚いているみたいで、声が上擦っている。 と、その内の一人が震えながら腕を上げ、指を差した。 「あ――あれって、足じゃ、ね……?」
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