1人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
ピーンポーン……
私たちは空のアパートのドアチャイムを鳴らした。
なかなか、ドアの開く気配がない。
「……お取り込み中?」
「さぁ?」
いつもアポなしで遊びに行くからなぁ…。
今度はちゃんと連絡入れよう。
カチャ……
帰ろうと思った瞬間、
玄関のドアが開いて空が出てきた。
あからさまに迷惑そうな顔をする空。
「お取り込み中だった?」
「お取り込み中?あっ?ちげーよ」
じゃ、なんで
そんなに機嫌が悪そうな顔をするのよ?
「空、ちょっといい?」
蓮君は迷惑そうな顔をしている
空の頬を思いっきり引っ張る。
「いてーよ」
蓮君パッと手をはなした。
「まぁ、入れよ」
「海羅は?」
「あ、いるよ」
空は大きくため息を付いた。
最初のコメントを投稿しよう!