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「どうだった?二人」
皐月は海羅が買ってきたケーキを頬張っている。
「ダメ。人の話なんて聞いてない」
「どーしようね…」
「そっとしておくか」
それしかもう、方法はない。
「そーだね」
ホントどーしたんだろう、2人共。
トントントントン
と、階段を降りる音が聞こえた。
「空!待ってよ!!」
海羅が空の後に続いて降りているらしい。
えっ!?
なに?
なんで?
バン!!!
リビングのドアが開いて、そこに手を繋いで立っている空と海羅。
なに?
どーいうこと?!
俺と皐月の頭の上には?マーク。
「私たち帰るね~」
海羅は手をヒラヒラさせてリビングを後にした。
「ち、ちょっと待てーーーーーーーー!!」
空と海羅はピタッと止まった。
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