4月1日

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「どうだった?二人」 皐月は海羅が買ってきたケーキを頬張っている。 「ダメ。人の話なんて聞いてない」 「どーしようね…」 「そっとしておくか」 それしかもう、方法はない。 「そーだね」 ホントどーしたんだろう、2人共。 トントントントン と、階段を降りる音が聞こえた。 「空!待ってよ!!」 海羅が空の後に続いて降りているらしい。 えっ!? なに? なんで? バン!!! リビングのドアが開いて、そこに手を繋いで立っている空と海羅。 なに? どーいうこと?! 俺と皐月の頭の上には?マーク。 「私たち帰るね~」 海羅は手をヒラヒラさせてリビングを後にした。 「ち、ちょっと待てーーーーーーーー!!」 空と海羅はピタッと止まった。
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