0人が本棚に入れています
本棚に追加
---空サイド---
「見た?!冬夜さんの驚いた顔!」
海羅はどうやら楽しくって仕方ないらしい。
「めちゃくちゃキョドってたよな!?」
「たまには冬夜さんを困らせるのも良いかもね」
「まぁな。
これであまり悪戯しなくなるんじゃない?」
ブーブーブー
俺のポケットで携帯が震えた。
冬夜さんからメール。
【海羅は俺の娘だ!!】
はぁ?
何このメール?
そんなの知ってるって。
あれ?
まだ下に続きがある。
【海羅は空にはやらねーーー!!!】
ギャーーーーーー!!!!
困る、それは困る!!
慌てている俺からひょいと携帯を取った海羅。
「まだ続きあるよ?」
へ?
「ほらっ」
そういって海羅は俺にディスプレイを見せた。
【うっそーー!ビビッタ?】
はぁ……?
冬夜さんを騙した俺が、逆に騙された。
悪戯好きと言うか、人をからかうのが好きというか。
この人は死ぬまで
このままなんだろうな。
それまで俺は振り回されるって事……?
それは………勘弁!!
END
最初のコメントを投稿しよう!