4月1日

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「海羅、苺なら買ってやるから それくらいにしとけ」 たかが、ケーキ屋で使う苺だろ? そんなのすぐに手に入る。 「そーいう問題じゃない!! 」 あっ…そうですよね。 どーしよう。 騒いでいる声を聞き付け、 屋敷にいる使用人のほとんどが集まってきた。 あー……。 「もういい!!」 海羅はありえないくらい、 ブッサイクな顔をしたまま自室へ向かった。 おいー……。 「冬夜さん!書斎借りる!!」 空もせっかくの男前の顔が台無し。 そんな顔をして、俺の書斎へ向かった。 はぁーーー……。 なんであんなに喧嘩してるの? たかが苺1個…。 「ただいま~」 おっ、グッドタイミング! 皐月のお帰りだ! 「冬夜?海羅帰ってきてるの?」 大量の仕事の書類を持って、リビングに入ってきた。 「おう。 でも、それがさ……」 俺は今までの経緯を皐月に話した。
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