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「海羅、苺なら買ってやるから
それくらいにしとけ」
たかが、ケーキ屋で使う苺だろ?
そんなのすぐに手に入る。
「そーいう問題じゃない!! 」
あっ…そうですよね。
どーしよう。
騒いでいる声を聞き付け、
屋敷にいる使用人のほとんどが集まってきた。
あー……。
「もういい!!」
海羅はありえないくらい、
ブッサイクな顔をしたまま自室へ向かった。
おいー……。
「冬夜さん!書斎借りる!!」
空もせっかくの男前の顔が台無し。
そんな顔をして、俺の書斎へ向かった。
はぁーーー……。
なんであんなに喧嘩してるの?
たかが苺1個…。
「ただいま~」
おっ、グッドタイミング!
皐月のお帰りだ!
「冬夜?海羅帰ってきてるの?」
大量の仕事の書類を持って、リビングに入ってきた。
「おう。
でも、それがさ……」
俺は今までの経緯を皐月に話した。
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