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「朝はやめて?」
「いやー」
「嫌じゃなくてね」
「蓮の作ったご飯が食べたい!!」
ほっぺたに温かい架南の唇が押しあてられる。
「ねっ?お願い!」
彼女のお願い………
うーん。
俺は架南を引き寄せてキスをした。
「よし。作ってあげよう!」
「わぁーい!」
架南が喜んでくれるなら頑張るよ。
俺は眠い目を擦りながらベッドから出た。
空みたいに低血圧じゃないから、そんなに辛くはない。
「何がいい?」
「何でもいい!」
「作ってたら遅刻するかもよ?」
「ん?大丈夫。私1限休みだから~」
はぁっ?
1限休み?
俺はにこにこ笑ってる架南を見た。
「……はめた?」
「あたし、昨日言ったじゃん。
1限休みだって」
あー。
確かに言ってたかも。
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