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なんかモヤモヤした気持ちを
空と海羅ちゃんに聞いてほしくて
酒を持って家に行くところだった。
空の家に行く途中に公園があって、
そこにブランコに座ってる女の子を見た。
すぐに架南だってわかったんだけど、
俯いてる架南は何だか悲しそうで声をかけて良いのか正直迷った。
笑っている架南しか知らない俺は、
勇気を振り絞って架南の元にむかった。
そんな俺にも神が微笑んでくれたのか
こんな事を思うのはいけないことなのかもしれないけど……
架南とその彼氏が別れた事を知った。
ぶっちゃけ、チャンスだって思った。
今から落とせるって。
弱っている今なら落とせる。
“恋は駆け引き”
誰かがそんなことを言ってたっけ。
でも俺はできなかった。
ただ、話を聞いて楽にしてあげよう。
最後に辿り着いた答え。
架南が落ち着いたら告白しよう。
正々堂々と勝負しよう。
だから今は告白しない。
またいつか。
今は前の彼氏の話でも
架南が楽なら聞いてやる。
だけど、聞き損はごめんだ。
振り向いてくれるまで俺は頑張るよ。
メールだって、
電話だって架南が楽になるならしてやるよ。
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