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「おいしい?」
海羅は心配そうに覗き込んだ。
「めちゃくちゃ美味いよ」
「よかったぁ」
海羅は胸を撫で下ろして食べはじめた。
最近の俺たちは大学生活最後の学年って事もあり、何かと忙しかった。
バタバタしているけど、毎日夕飯は一緒に食べる。
かれこれ5年以上、海羅と付き合ってるんだよな。
俺はこんなに長い間続いた事がない。
大学のやつらに「ずっと一緒にいて飽きないの?」なんて聞かれたけど、飽きるわけがない。
俺から言わせれば「なんで飽きるんだ?」 って話。
毎日新しい発見ばかりで楽しい。
一生大切にすると決めたんだ。
こんなにも人を愛することができるなんて思ってもいなかった。
海羅の一喜一憂してる姿を見ると幸せだし、これまでもこれからも絶対に飽きることなく付き合っていくんだと思う。
出会えたことに感謝をしなきゃだな。
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