鍵穴

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「何って……桜木くんの事…」 “空”って呼び方から“桜木くん”に呼び方が戻っていた。 「いいよ、もう」 「ごめんね。ただ海羅たちが羨ましかったの」 「うん」 「ごめん」 「いいよ、さくら」 「そういう海羅の性格がきっと桜木くんも好きなんだね」 さくらはボソッと「海羅なは適わない」と言ってイヤホンを付けた。 その後の私たちは今までより少しだけ深く付き合えた感じがした。
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