プロローグ

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海羅へ。 一人でイタリアへ行くのはやっぱ大変だよ。 言葉も文化も食も違くて戸惑うばかりです。 いつ帰れるのかな? 早く帰って話したいことがたくさんあるよ。 出せない手紙を何度も読み直しては、海羅を想ってるよ。 辛くなったら海を見に行くんだ。 大きな海を見ていると俺の悩みなんてちっぽけなものだなって思えるんだ。 もっと大きな人間になって帰ってくるから待っていて。 20××年12月2日
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