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「そ、そんなの・・・」
「わかんないよ・・・」
双子はすっかり怯えたようにぼそぼそと話す。
そんな様子に、帝は眉をひそめるものの、どうにか舌打ちは堪えたのだった。
拓真は少しずつ落ち着いて来た帝を見て、分からないように肩の力を抜いた。
もしも帝が双子に殴りかかるような事があれば、すぐさま動けるように身構えていたのだ。
「・・・そうか。なら2人とも、お前たちはそもそもどうして生徒会に入ったんだ?」
再び双子に向き直った拓真は、本題をようやく切り出した。
「「だって、ランキングで上位に入って、会長にも選ばれたから入ってくれって言われたんだもん!」」
拓真の質問に、むっとしたように双子は答えた。
しかし拓真は、質問を続ける。
「確かにそれもあるだろうな。でもランキング上位者の生徒会入りは辞退が可能なはずだ」
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