お友達がたくさんです

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そりゃあ今日出会った四人、結構強烈なキャラした人だけど…… ……ぶっちゃけ、人間そこまでホイホイと記憶できるもんでもない。 「ゆっくりでいいよ。どうせこれから、嫌でも関わるような人達なんだから。」 そう、ゆっくりでいい。 無理して今全員を記憶するよりも、ゆっくりと馴染んだほうがいいに決まってる。 「……ゆっくり、ですか。」 そう呟いた玲の声は、心なしか悲しげな色を帯びていた。 玲にはゆっくり、この日常に馴染んでほしい。 そうして僕も、玲という非日常を……この日常の一部として受け入れよう。 「人生何があるか分かんねぇな~。シロは幽霊なのに、普通に友達増やせたんだもんな~。」 「…はい!これでお友達がたくさんです!飯が美味いです!」 何その後半の言い回しは。 まぁでも、友達が増えて玲も嬉しそうだ。 なんか……僕も嬉しいな。 「…ちなみに君ら、その意味不明なお遊びいつまで続けるわけ?」 「無論寮に帰るまでだ!な、シロ!」 「すみません、私もうこの影遊び飽きました。」 「何この俺だけテンション上がってるみたいな空気!?」 いや実際テンション高いの君だけだよ希。
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