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草原が地平線の彼方まで
続いている。
広い大地に奇抜な服装を
した人影が横になっていた。
周りに似ても似つかない
その格好は現代の
ブレザーのようだった。
「ん…」
坊主にそりこみをいれた
男が上半身を起こした。
サングラスを掛けている為
その表情は読めない。
彼の名は久柳一真。
喧嘩は負け知らずで
情に熱い男。
「何処だ…ここ…」
辺りを見渡していると
すぐ隣で寝息を立てる
男が目に入った。
男の名は高橋涼
ある高校を牛耳る男。
長く伸びた髪は金髪に染められ
耳にはピアスがしてある。
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